こんにちは。毒親育ち の ぺーたー(@datudokuoya)です。
今回の呪いは
「親を尊敬しろ」
「親は立派な存在」
になります。
毒親を尊敬できないのは当然
子供は親のことを「立派な存在」・「すばらしい存在」だと思っているものです。
私も幼い頃から、自分の親はすばらしい人間なんだと信じていました。
それは、祖父母からよくこんなふうに聞かされていたからです。
- 「お父さんは立派だから尊敬するんだよ」
- 「お父さんとお母さんは偉いんだよ。だからお父さんとお母さんの言うことをよく聞くんだよ」
親は偉く、親の言うことは正しい。立派な人なんだよと。
実際はまるで違うのに、繰り返し刷り込まれたことで信じてしまいました。
これらは「親を尊敬しろ」・「親は立派な存在」といった呪いになります。
尊敬できない毒親の言動
尊敬できない毒親のよくある行動パターンを紹介します。
毒父はいつも誰かを見下し、バカにし、悪口を言う。その対象は政治家、テレビの出演者、配偶者、子。
口を開けば文句や悪口ばかり言い、誰かの粗探しをしてマウントをとり、自分を偉く見せる。
ちょっと気に入らないことがあるとキレる。物に当たる。暴力を振るう。大声を出す。
毒母は、毎日のように愚痴や不満を吐き続ける。その対象となるのは毒父、友人、知人、テレビの出演者などなど。
それをずっと聞かされるのは、子供。
こういう環境で育つと、自分の親が異常な存在であり、尊敬したくてもできない存在であると気づく日が来ます。
こんなことが幼少期から繰り返されていれば、両親に対して尊敬する気持ちは起きなくなるでしょう。
子供の目から見ても明らかにカッコ悪い大人ですから。
これだけでも幻滅してしまうには十分な理由になります。尊敬などできるわけがありません。
暴力や虐待をされている場合は、なおさらそう感じることでしょう。
毒親を尊敬できない罪悪感で苦しいとき考え方
「親にはここまで食べさせてもらった恩もあるし、感謝している部分もある。でも尊敬できないんです……」
親を尊敬したいのに、尊敬できない。そう苦しむ毒親育ちの方は少なくありません。
そんなときは、「尊敬」と「感謝」は別と考えてみましょう。
このように切り離して考えてみると気が楽になります。
親を尊敬できないからといって苦しむ必要はありません。
毒親に育てられた子は、毒親の言動を幼少期からずっと観てきています。
人間的に弱い部分や欠陥がある部分がハッキリ見えているわけです。
だから
毒親を尊敬することが難しくなるのです。
尊敬できる要素よりも、幻滅する要素の方が圧倒的に多いのですから無理もありません。
毒親を尊敬できなくてもいい
「毒親を尊敬できないのは仕方ないことなんだ」
そう考えることが、尊敬できない苦しみから抜け出す第一歩になります。
北野武さんは「30歳を過ぎて親を許せないヤツはバカ」と言っていましたが、そういう周囲の意見は気にしなければいいだけです。
今までどれだけ嫌な思いをし、嫌なことをされたかを考えれば、尊敬できないとしてもおかしくありません。
「尊敬できないのは仕方ないことだ」そう考えると、苦しみが減っていきます。
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