こんにちは、脱毒者ぺーたーです。
今回の呪いは
「同情」・「親を助けろ」の呪いです。
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「呪いの言葉」は毒親からの負の贈り物
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愚痴を聞かされること。
これほど無駄で苦痛なことはありません。
友人や同僚同士で愚痴を言う場合、それ自体がコミュニケーションになっていることがあります。女性同士は特にそうでしょう。
愚痴を延々と言う人は珍しくありませんが、それが自分の親だった場合は少し意味合いが違います。
毒ババアは延々と無駄な愚痴を言い続ける人でした。
その愚痴は同情させて子を支配する手段として使われていました。同情を誘い、助けさせることで支配する呪いになります。
毒ババアの同情による支配
毒ババアは毎日、延々と愚痴・文句を言っている人でした。昔から行動パターンは同じです。
愚痴を延々と言っている人の特徴は、自分では何かを解決する気持ちがないことが挙げられます。あるいは能力がないかのいずれかです。
毒ババアの場合は両方。
つまり
「(私は、夫婦や知人関係での問題を解決する能力がない。でも)ストレスが溜まるから、お前(子)が黙って愚痴を聞きなさい。それがお前の役割だ」
という考えということです。身勝手にもほどがある。
愚痴を聞かされ続けた子供の心理
子供としては親の愚痴を聞かされ続けることで、カワイソウ、私が聞いてストレスを軽減してあげなきゃといった同情心が芽生えるようになります。
繰り返し刷り込まれることで、こう思い込まされていきます。
「自分が助けなければならない」
「自分が支えてあげないといけない」
「自分が愚痴を聞いてあげないといけない」
そういった思いに呪われていたため、ひたすら愚痴を聞いてあげることが必要なことだと思っていました。
苦しかった理由
毒ジジイは毒ババアに対し、怒鳴ったり口撃することが日常茶飯事でした。
基本的に毒ジジイに逆らえない毒ババアはストレス・不満をため、子である私に不満・愚痴をぶつける。
結果、母親の苦しみを助けてあげられない自分を情けなく思い辛くなる。
母親を少しでも助けてあげようとして、毒ジジイと闘い、自分がダメージを受ける。
「自分が頑張らなければならない」
「自分が頑張れば母親を少しでも助けてあげられる」
その思いから、愚痴を聞いてあげることでストレスを受ける。その結果、自分が一番ダメージを受けていることなど分かっていませんでした。
ずっと悪循環です。何一つ改善していない最悪な状態といえます。
毒ババアを助け、支え続けた結果
私は、毒ババアがかわいそうで気の毒でならなかったので支え続けました。
同じ内容の中身のない愚痴を聞き続けました。長い時は3時間くらいのことも・・・
少しでもストレスを軽減してもらいたい一心です。
他にも、喜んでもらいたくてプレゼントをしたり、家事を手伝ったり、マッサージをしてみたり・・・
毒ジジイとの関係を少しでも改善できるように真剣にアドバイスをしたり・・・
それでも何も変わりませんでした。なぜなら本人が全く変える気持ちがないからです。
私は、自分の力では母を苦しみから救えないことに悩みました。すごく苦しみました。
そしてある時、毒親本に書いてあった素晴らしい考え方を知り、悩みから解放されることができたのです。
その考えをご紹介します。
親がカワイソウな目に遭うことを許容するという考え方
それは、「親がカワイソウな目に遭うことを許容する」というものです。
私は、今まで毒ババアのことを
「助けなければならない」
「支えなければならない」
といった思いに呪われていました。
そのせいで、親が苦しんでいる姿をみると無力感・罪悪感などに苛まされてきました。しかし、この考えを知ってからは急に心が軽くなったのです。
全ては自己責任という考え方
ものごとは考え方次第ではありますが、私は、基本的に何事も自己責任だと考えて生きています。良いことも悪いこともです。
親は立派な大人なんですから、基本的には自己責任です。これも普通に考えたら当たり前のことですね。
しかし、長年の洗脳によって親のことに関してだけ分からなくなっていました。そもそも、毒ジジイと毒ババアの不仲に関して子供ができることなど限られています。
まして、子供が助けないといけない状況など異常です。なまじ子供が助けるから、自分で何もしなくて良い状況ができあがってしまいます。
毒ババア:子供に愚痴・不満をぶちまけ、依存することで自分を守らせる。自分で何も努力しないで良い状況を作る。
子供:毒ババアに依存されることで、自分が頑張らなければならないと考え頑張らされる。うまくいかないと自分が悪いと責めて辛くなる。
この最悪の依存状態を断ち切るためには、「そういう状況を作ったのは自業自得だから、自分でなんとかしなさい」と考えることです。
相手は何も考えられない子供ではなく、立派な大人です。立派な大人ですから、自力でなんとかしてもらいましょう。
助けすぎた結果
何でもかんでも助けてあげてしまうと、何もできない人間ができあがります。
自分が親だとして、子供の行動が不適切で失敗をしそうだとします。その場合、全て修正して失敗しないようにしてあげることは正解ではありません。
失敗することで学ぶこともあるからです。何もかも手を出してやってあげてしまうと、子供は喜ぶでしょう。
しかし、その結果として学ぶことができず、自分自身で何もできないまま大人になってしまうというデメリットがあります。
これでは、一生自立できず一生依存しなければなりません。
逆に、子から見て親の不適切な行動が原因で悲惨な結果になるとしても、手を出さない方がいいこともあります。
自分が手を出せば回避できるとしても、親が悲惨な目に遭う自由を認めてあげると考えましょう。つまり、自業自得という考えです。
相手が転ばないように先回りして常に安全なレールを敷いてあげるようにすると、自分では何もできない人間になってしまいます。
ある日、「ただ愚痴を吐き出したいだけだから」という発言をされてから、愚痴を聞いてあげることはやめました。
それからの対応は「じゃあ、愚痴を延々と言い合ってもストレスにならない人と言い合って」と伝えて一切聞かないことにしました。
それからは、仲の良い友人と「愚痴を吐き出したいだけ」と割り切って吐き合っているようです。
これで私は呪いから一つ解放されました。仮に、愚痴を吐き出す相手がいないなどと言われようが、それは自分でなんとかしてもらうことです(自己責任)
今回の私の場合、少しは毒ババアの不満を軽減していたかもしれませんが、根本的解決には繋がらない行動をしていました。
そして私のストレスが強かったこともあり、このような行動をとってみました。
自分の行動が本当に相手のためになっているのかを考えてみると良いでしょう。
自分を苦しめる行動を思い切ってやめることが重要です。それが自分にも相手にも良いことになる場合があります。
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