こんにちは。毒親育ち の ぺーたー(@datudokuoya)です。
なぜ毒親は、子供には厳しいのに「孫」には甘いのか
私(子)には酷いことばかりしてきたくせに、なぜか孫には甘々な態度をとる毒親。
じゃあ私のときの態度はなんだったの!? とモヤモヤしてしまいますよね。
今回は、なぜこういうことが起こるのかを考えてみます。
毒親が生まれ育った時代背景
戦中・戦後の日本では、子供に我慢をさせ、大人の都合に合わせさせる子育てが主流でした。
そして日本人は「気持ちをありのまま感じて表してはいけない」と、感情を抑え込まれていました。
子供が子供らしく天真爛漫にふるまったり、感情を素直に表すことを良しとせず、「大人の期待に応えること」が良しとされていたそうです。
この頃に育てられた子が親になり、子供を同じように教育したため厳しい親が多かったことが考えられます。(毒親≠厳しい親ではありますが)
※終戦は1945年(昭和20年) 昭和20年生まれの方は、2022年現在、77歳です。
孫を甘やかす毒親が多い理由
これは一般的な話ですが、孫をかわいがる(甘やかす)人はとても多いです。毒親にもこういう傾向が見られます。
理由の多くは、たまにしか会わないことと、自分が育てているわけではないため、責任がなく気楽だからです。
子育てや仕事から解放され、精神的に余裕があることも影響しています。
じゃあなんで「子」には相変わらず厳しいの?
孫には甘々な毒親なのに、私(子)には相変わらずひどい対応をしてくる。心無い言葉や態度は変わらない。なぜ? そう思いますよね。
毒親は自分が絶対に正しいと信じていることが多いです。
そういうタイプの毒親は、「子供」に対する接し方を変える必要がないと考えています。
また、自分がひどい対応をしている自覚がないことも多いです。
こういったタイプの毒親は、
- 「こういう態度や対応をされると辛い」
- 「子供の頃こういうことをされて嫌だった」
などと言われると、激怒します。
「お前は間違っている」と攻撃されたと感じるためですね。
仮に自覚があって対応を改めようとしても、今までずっと厳しい対応をしてきたため、急に変えることができないのが現実です。
親にとって「子」と「孫」は、向き合い方がまったく違う存在ということなのです。
孫にだけ甘い毒親の悪影響
母親からはひどい対応をされていたけれど、おばあちゃんはすごくかわいがってくれた。
そういう場合、子(孫)とおばあちゃん(祖母)の関係は良好になります。
しかしその「祖母」は、自分の「娘」にはひどい対応をして育ててきました。
すると、「娘(母)」はこう思います。
「私のことは可愛がってくれなかったのに、あんた(子)ばっかりズルい」と、嫉妬します。
許せませんよね。自分は散々ひどい対応をされたのですから。
その怒りや嫉妬の気持ちは我が子に向かい、その結果、我が子に対するひどい態度が悪化することになります。
このようにして、毒親の悪影響が連鎖してしまうことがあるのです。
自分がされてきて嫌だったから、子供には絶対にそういうことはしない。
そのように考えられればこの連鎖を止めることができます。そのように考えていきたいものですね。
まとめ:孫に甘い毒親にモヤモヤしたらこう考えよう
「私のときは全然やさしくなかった。今も全然だしッ! ヒドイ!!」
そう思いますよね。すっごくわかります。
納得しにくいとは思いますが、孫には優しいおばあちゃん(おじいちゃん)でいてくれて良かったー! と思ってみましょう。
本当にひどい毒親の場合、孫にもひどい対応をするものです。
自分の子供には優しく接してくれる。それ自体は大変喜ばしいことですから。
孫たちには嫌な思いをさせないで済む。そう考えられると、モヤモヤが晴れやすくなるでしょう。
毒親は基本的に変わりません。できるだけイライラしないために、「自分の考え」を変えていけるといいですね。
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