毒親の呪い 毒親まとめ

毒親が子供に肉体的・精神的虐待をする理由と心理を解説します

投稿日:2020年3月14日 更新日:

こんにちは。毒親育ち の ぺーたー(@datudokuoya)です。

 

毒親 虐待

 

 

先日、虐待されていた子が、その後の人生をどのように生きているかという番組が放送されていました。

「虐待後」を生きる.クローズアップ現代の感想

 

放送を見た後に自分のことを振り返ると、そこまで強烈な虐待と言うほどの暴力はなかったように思います。

 

とは言っても、「虐待」は普通の家庭で育った人は経験しないことです。軽かったからたいしたことはないとは言えません。

 

さて今回は、加害者側である毒親の心理や毒親が虐待に手を染める理由について書いていきます。

 

毒親が子供を虐待する理由と心理

 

毒親は暴力を正しい「しつけ」と考えている

 

虐待をしていた親が「しつけのために」やっていた、と話していることがあります。ニュースで聞いたことありませんか?

 

私は罪から逃れようとしているのだと思っていましたが、実はそうではない場合があります。

 

毒親が暴力的なしつけをする理由

毒親 暴力 理由

虐待するタイプの毒親は、子供と向き合うことができません。

 

そのため子供が言うことを聞かない場合、暴力的な言動で従わせるしかないのです。

 

つまり「暴力でしつける」という選択しかできないのです。

結果として、身体的・精神的暴力を「正しいしつけ」と考えているということになります。

 

毒親から親に向かってその態度・口のきき方はなんだ!と言われても気にすることはない

 

子は親の所有物という考え方

子どもは親の所有物

 

毒親は、子を自分の所有物であると思っています。そのため、

 

  • 「自分の子をどう教育しようが、親の自由だ」
  • 「親なのだから、子に対しては何をしても許される」
  • 「子どもを殴ろうが、他人にとやかく言われる筋合いはない」

 

などと考えています。

子どもを自分の所有物とみなしているからこそ、自分の好きなように扱ってもいいと思い込むわけです。

 

虐待する親は子を奴隷と考えている

 

奴隷の過酷な生活をリアルに描いた映画を観た時に、毒親の行動に似ていると思ったので少し紹介します。

 

映画「それでも夜は明ける」

この映画の中で、鬼畜の家主が奴隷に対して

 

  • 「奴隷に対して何をしようが俺の勝手だ」
  • 「自分で金を出して買ったんだから、どれだけ理不尽に暴力で痛めつけても良いのだ」

 

ということを大真面目に言っていました。毒親もこの感覚と同じなのでしょう。

 

※この映画は、とてもひどい扱いを受ける奴隷たちがリアルに描かれています。

とても辛くなる映画なので、お気を付けください。

 

毒親を許さないほうが楽に生きられる。自分をだまそうとすると苦しくなる理由とは

 

虐待は連鎖する

 

虐待された子はいじめの加害者になりやすい

いじめっ子は被害者

 

親に暴力を振るわれている子は、いじめの加害者になることが多くなります。

 

私が中学生の時、いじめっ子が「オヤジに殴られるのが怖い」と言っていました。

 

そして、「オヤジがいない時に妹やババアを殴ってストレス解消をしている」とも言っていました。

 

自分がやられたことの憂さ晴らしを、自分より弱いものに行うことでバランスをとっているわけです。

 

甲子園常連高校の野球部での暴力的連鎖

暴力 連鎖

  • 「暴力は部の伝統でした」
  • 「1年生で甲子園に出ていた頃から体中アザだらけでした」

 

これは甲子園常連高校を卒業し、プロ野球選手になった方の言葉です。

 

この強豪校では、先輩が後輩の「付き人」として身の回りの世話をすることも伝統になっているそうです。

 

「暴力が伝統」ということは、その人たちも後輩時代にイジメられ、先輩時代にはイジメてきたのでしょう。

 

普通の感覚では考えられないことですが、この野球部では当たり前のことだったようです。

 

異常な状態が当たり前になっていると、感覚がマヒしてしまうということですね。

 

毒親が子に罪悪感を抱かせる理由は支配しやすくするため。あなたは何も悪くない

 

虐待が連鎖してしまう理由

暴力の連鎖

親から虐待を受けていた子が、親になった時に同様の虐待をしてしまうというケースがあります。

 

「自分が親になったら絶対にしない」と、思っていたにも関わらず。

 

甲子園常連校の例からも分かりますが、「自分は理不尽で辛い経験をした」という意識が強いほど、今度は自分が同様のことをやっても良いという感覚になってしまうのです。

 

暴力野球部の例では「かわいがり」「後輩を鍛えるため」という理由。

 

毒親の場合は「しつけ」「教育」という理由づけをして、暴力を正当化しているのです。

 

自分は、野球選手として活躍するために先輩の横暴に耐えてきた。だから、後輩が同じ思いをするのは当たり前だ。

 

自分は親のワガママのせいで辛い日々を過ごしてきた。だから、自分が親になった時も同じことをしても許される。

 

そのように考えてしまうことがあります。

 

こうして虐待が連鎖する悪循環ができてしまうのです。

 

クローズアップ現代+親を捨ててもいいですか?毒親育ちの感想とまとめ

 

まとめ

 

私はいじめられて辛かった経験があるので、誰かをいじめたいとは思いません。

 

誰にもその嫌な経験はしてほしくないと思っているからです。

 

子育てに関しても、自分のような不幸を味わわせたくないので、絶対に同じことは繰り返さない。そう思っています。

 

毒親が年老いたからといって、仕返しをしようとも思いません。

 

毒親と同じことを繰り返してしまう人は、心の奥底で「自分は辛い目にあったんだから、少しくらいいいだろう」という気持ちがあるのだと思います。

 

自分がされた異常な子育てを無意識に学習してしまい、我が子にもやってしまうということもあります。(心理学の領域では、同一化と呼ばれています)。

 

毒親やいじめっ子と同じことをすれば、自分も同じレベルの人間になってしまいます。

また、次第に感覚がマヒしてそれが異常だとわからなくなる恐れもあります。

 

そのような事態を避けるためにも、同じような行動をしないように心がけましょう。

 

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