こんにちは、毒親育ち ぺーたーです。
あなたは共依存という考え方を知っていますか?
私は、その最悪の状態に陥っていると知ったことで毒親との距離をとることができました。
まずは依存心の強い人の特徴から共依存関係について、ご紹介します。
依存心の強い毒親の特徴
うちの毒母がまさにこれでした。
依存心の強い毒親の特徴として
「私は常に被害者であり、自分は何も悪くないのにカワイソウな状況にある」というアピールをする。
そして、子供に世話を焼かせようとすることが挙げられます。
世話を焼かなかったり、愚痴を聞いてあげないと「私がこんなにカワイソウな目に遭っているのに助けてくれない」などと言います。
あたかも、あなたが悪いかのような言いかたをしてきます。そして、罪悪感という鎖で支配し、縛りつけようとしてくるわけです。
そして、「お前は昔から優しい子だ」などとホメることで手助けをすることに価値を感じさせます。
こうして、手助けをしないと自分が悪者になってしまう錯覚に苦しめられます。
また、毒母を手助けすることでホメられ、自分の存在価値を感じられるということになります。
これが依存心の強い毒親の悪魔的戦略です。
共依存の親子関係の例
私の場合を例にして、ご紹介します。
パターン①
毒母:子供に愚痴・不満をぶちまけ、依存することで自分を守らせる。
子供:毒母に愚痴・不満を聞かされる。かわいそうな思いをしている毒母を自分が支えなければならないと思い、辛くても頑張らされる。
パターン②
毒母:首・肩・腰が痛いから家事ができないと嘆く(洗い物を山積みにする、部屋をぐちゃぐちゃにする)「あぁ~腰が痛い」「あぁ~首が痛いからやりたくない」
子供:毒母のために家事を手伝う。マッサージをしてあげる。
パターン③
毒母:お金がないから病院に行けない、眼鏡が合わなくなっても買い換えられない(歯が痛いけど歯医者に行くお金がないと言う)ケーキを買いたいのに、お金がないから買えない、と子供に言ってくる。
子供:そんなカワイソウな状態なのにお金を出さない毒父を強く非難する。自分の立場がさらに悪くなるが、毒母を守るためにお金やモノの援助をする。
お互いがお互いを必要とし、依存しあっている状態です。
毒母は同情を誘い、自分で何も努力しないで良い状況を作っています。
子供は、依存されることで自分が頑張らなければならないと考える。うまくいかないと自分が悪いと責めて辛くなる。
これは、子供にとっては望む形ではありません。しかし、一方で自分の存在価値を感じられる面もあります。
こうして首まで泥沼に浸かって身動きがとれなくなってしまう。これが共依存の悪循環です。
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親子関係が逆転している
身の回りの世話をし、家事を手伝い、金銭やモノを援助するという行為は、本来は親が子供にすることです。
介護は別ですが、子が親の面倒をみるのはおかしな話です。
絶対的な存在である親が、世話をするように支配をしたら子供はそれをせざるを得ません。
このようにして子供は支配され、親の世話をしなければならない状態に陥ります。
依存心が強い毒親は、見た目だけ大人の子供と言えます。逆コナンくんです。とどのつまり、ただ甘えているだけ。甘え人間です。
こんな異常な状態に気がつけないのは、毒親の支配が巧妙だからに他なりません。
何でも助けてあげることがやさしさではない
何でもかんでも先回りして手伝ってあげる行為は、子どもの自由や意思、失敗から学んで成長する機会を奪います。
黙っていても誰かがやってくれるのが当たり前になると、自ら行動を起こす力が育ちません。
例えば、蝶はサナギの期間を経て空に羽ばたきます。
このサナギの段階で人間が手助けをしてサナギを破ってしまうと、蝶になっても飛び立てなくなってしまうそうです。
これこそ何でも助けてあげることがやさしさではないという良い例です。
人間も、何でもやってもらえる状態であれば自分で何もしなくなり、できなくなってしまいます。
子供時代から親の言うことに従っていた子供は、優柔不断で決断のできない大人になります。
トップアイドルが全然家事もできないまま世間知らずな大人になってしまうのと同じです。
共依存関係を終わらせるために
子どもの頃から、弱い親や兄弟を支えてきた方は
「私が一緒に居てあげないとだめだ」
「私が頑張れば、相手はいつか変わってくれる」
といった不毛な期待を抱きがちです。
それは、相手に尽くして必要以上に世話を焼くことで、自分の価値観を見出そうとしてしまうからです。
しかし残念ながら、この最悪の依存状態を断ち切るためには子供の方が変わるしかありません。
毒親は、まず変わりません。なぜなら毒親にとって、その関係の方が圧倒的にラクだからです。
あなたの頑張りに、ひたすら依存されて都合よく扱われるだけです。
私は、自分ばかりこんなに苦しい思いをするのは仕方ないと諦めていました。
しかし、私が苦しい思いをしているにもかかわらず、毒母は当然という態度を続けていました。
自分では一切、改善の努力をしようとしない姿勢に心底嫌気がさし、援助することをやめました。
私の場合は「そういう状況を作ったのは自業自得だから自分でなんとかしなさい」と考えることにしました。
家族だから、育ててもらった親だから・・・このように考えるから分かりにくくなるだけです。
相手は、立派な大人です。立派な大人であれば、自分の人生に責任をもってもらいましょう。自分のことは自分でやる。そんなことは当たり前のことです。
心身ともに障害がなく動けるのに、人に援助してもらうのは、ただ甘えているだけです。そう思えたら、あとは距離をとるだけです。
私の場合、その行きついた先が完全なる絶縁でした。
※詳しいことはコチラの記事に書いてあります。
いきなり絶縁ではなく、まずは距離をとる。ここからはじめると良いと思います。
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