こんにちは。毒親育ち の ぺーたー(@datudokuoya)です。
今回は褒められずに育った子供の自己肯定感が低くなる理由についてと、その対策方法をご紹介します。
毒親育ちは褒められても素直に喜べない
社会人5年目のとき、尊敬する先輩から仕事ぶりをホメていただいたことがありました。
ところが私は
「いやいや、全然そんなことないです」と答えました。
「本当だって。けなされたりダメって言われるよりは、ホメられたほうが嬉しいでしょ?」
「いやぁ・・・ホメられずに育ったのでホメられても喜べないんですよね・・・」
これは謙遜しているのではありません。
私は昔から「お前はダメだ」「お前はバカだ」と言われて育ったので、何をやっても人より劣るダメ人間だと思いこんでいたのです。
そんな自分が褒められるわけがない。そう本気で思っていたわけです。
両親からダメ人間だと言われ続けてきたのですから、信じられなくてもおかしくありません。
毒親による自己肯定感を低くさせる呪いの言葉
- 「お前はバカだ」
- 「お前は不器用すぎる」
- 「お前は余計なことしかしない」
- 「お前はやるなってことしかやらない」
- 「あんたなんか産むんじゃなかった」
このような否定的な言葉が、子どもの心を深く傷つけます。結果として自己肯定感が低くなり、自分の行動に自信が持てなくなるのです。
このような環境が、子どもの将来に致命的な悪影響を及ぼしているといえます。
しかも本人は、原因に気づかないまま生きづらさに苦しみ続けることになります。
私の例を挙げると
①肩もみをしたとき
小さな子供時代に肩もみをさせられた際には「まるでダメだな」
必死にがんばってみても「まぁまぁだな」この程度しか言ってもらえませんでした。
②テストで良い点数をとったとき
すごく頑張ってテストでいい点数をとったときには
「そんなことは当たり前だ」
「毎回そうできるようにしろ」
こう言われてガッカリしたと同時に、やる気が地の底まで落ちたことを今でも覚えています。
昔からずっとこの調子でした。私は一度も褒めてもらった記憶がないのです。
実際には2回褒めてもらったことがありますが、それは毒母が「ほらホメてあげて」と私がいる前で促した時だけです。
その時は、「すごぉぉ~い」とバカにした言い方で言われただけ。これはホメてもらえないよりも気分が悪いものでした。
自分で自分を認められない毒親育ちの特徴
私のようなアダルトチルドレンの方は、自分で自分を認められません。
それらの原因は、幼少期に上記のような経験をする中で刷り込まれた価値観によるものです。
仮に他者よりも成果を挙げているとしても、「もっと頑張らないと・・・」と厳しく追い込んでしまいがちです。
また、高い完成度を求めてしまい、うまくいかないと激しい劣等感・罪悪感に苛まれます。
それは毒親から高い基準を設定され
- 達成できなかったときに激しく叱られた経験
- できなかったこと、失敗したことばかり責められた経験
があるからです。
このような日々が続くと「自分には価値がない」と思い込まされることになります。
そのせいで他人にいくら褒められたり評価されても、自分を認めることができなくなってしまうのです。
うまくいかなかったときはボロクソに言われ、頑張って結果をだしても褒めてもらえない。
このように育てられれば、「自分はダメ人間なのだ」と思ってしまうのは当然のことなのです。
毒親育ちが完璧主義になる理由と対策。自分にも他人にも厳しい原因
毒親育ちが自己肯定感を高めるための対策方法
褒めてもらえなかった子供は、自尊心が低いまま大人になってしまいます。そういう場合は、ある地点の自分と比べて成長できているポイントを探すと良いでしょう。
たとえ成長が1㎜だったとしても、立派な成長です。それを認めてあげることが大事になります。それを積み重ねていき、自分で自分を褒めてあげましょう。
①ノートに書き出す
ノートに「頑張ったこと」、「達成できたこと」、「うまくできたこと」などを箇条書きにします。
注意点としては、こんな小さなこと・・・と思わないことです。ほんの些細なことでいいのです。
私の場合は
- いつもより効率的に動けた
- 無駄な買い物をしなかった
- いつもよりうまく米が炊けた
- 部屋の掃除ができてスッキリした
このような感じです。
ありのままの自分を受け入れることが毒親の呪いを解くための第一歩
②自分を褒める言葉を書く
自分の行動に対し、褒め言葉を書きます。
いつもより効率的に動けた→頭使って行動できる私って天才!
部屋の掃除ができてスッキリした→部屋の掃除をして気持ちもスッキリできた。すごい!
このような感じで自分を褒めてみましょう。
いいんです。誰に見せるわけでもありませんから大げさに褒めるようにしましょう。
③紙に書いて、声に出して読む
パソコン等のキーボードで打つことでも記録はできますが、できれば紙に書き出すようにしてください。ノートだと書いてきたホメ記録が見えやすいのでオススメです。
褒め言葉を書くことができたら、今度は声に出して読んでみましょう。できるだけ五感を刺激して自分を褒めるのです。その方が効果がありますから。
自分で自分を認めてあげるのです。次第に自分はちゃんと色々なことができる素晴らしい人間だと思えるようになります。
これは自分を騙すということではありません。現実をしっかり受け止めるということです。
これを続けていくと、誰かに認めてもらわなくても、少しずつ自分は価値のある人間だと思えるようになります。
私はこれをやったことで、自分は無能ではないんだと思えるようになりました。
まとめ
メモ
- 自己肯定感は、自らの行動で高められる
- 褒められずに育てられると自己肯定感が低く卑屈になる
- 小さなハードルを確実に越えながら、自分は素晴らしい能力があると認めていこう
あなたはダメ人間ではありません。毒親に洗脳され、そう思い込まされているだけなのです。
あなたは素晴らしい人間です。これからは、もっと自分を褒めて生きましょう。