こんにちは。毒親育ち の ぺーたー(@datudokuoya)です。
これまで毒親関連本・漫画をたくさん読んできました。
それぞれの境遇によって良いと思える本は違うと思いますが、私個人がオススメしたいと思える本を紹介することにします。
毒親本を読むことで苦しくなることもあると思いますので、無理をしないでくださいね。
オススメの毒親本
①毒親からの完全開放
著者は毒親育ちのカウンセラーであり、裁判までして絶縁されています。
本書は様々な毒親パターンの分析や対応策がしっかりと書かれているので、今後どのようにしていけば良いのかが分かります。
②毒親の正体
著者は精神科医をされている水島広子氏。
毒親の親もまた毒親。そして毒親には発達障害者が多い。このような内容が大半を占めています。
実際に発達障害かどうかはともかく、どんな事情で自分の親が毒親になったのかを知ることに意味がある。
個人的には、この考え方を知ることができただけでも大きな収穫でした。
過去のことを振り返ると、自分の親の行動が発達障害からくるものだったのではないかと感じることが多くなりました。
未だに許せない行動も多々ありますが、“発達障害のせいで“と考えると少しは気持ちが楽になりました。
同時に、やはり分かりあうことは不可能だとあきらめがついたことも良かった点ですね。
毒親は発達障害のアスペルガーやADHDかもしれないと考えると気が楽になる
③気付けない毒親
毒親本は母親にフォーカスされたものが多い印象がありますが、本書は毒父のパターンも多く紹介されています(毒母6タイプ、毒父5タイプ)
毒親がどのようにして生まれ、育てられたか。その時代背景がどのようなものだったのかが詳細に書かれていることで、腑に落ちる点が多くありました。
戦後の日本が一気に発展していった中で育てられた親世代。日本が豊かになってから育った子世代では価値観が違って当たり前。
時代がどんどん変わっているからこそ、分かりあえないのだという現実を受け入れさせてくれた本です。
思えば職場などでも、少し年齢が違うだけで価値観が全然違うことがありますよね。親子ともなると、その価値観のズレは大きいということを認識しやすい良書でした。
④毒になる親
言わずと知れた毒親界の名著
この1冊がなければ世間に毒親という存在が、ここまで認知されることはなかったんじゃないかと思います。
幅広く毒親についての知ることができる1冊。毒親に悩む方は、この本を読んでおいて損はありません。
毒親とはなんなのか、どういう存在なのか、それが見えてくる本です。
定期的に気になった毒親本を読んでいるので、オススメの本が見つかったら追加していきます。1冊ずつレビュー書こうかなとも思っているところです。
毒親本は読むのが大変なものもありますが、合うものが見つかると心が軽くなるのでオススメです。無理をしない範囲で良い本と巡り合えることを願っています。
オススメの毒親漫画
⑤毒親サバイバル
毒親育ちの方が、どのような暮らしをしてきたかを描いた漫画です。11人の毒親育ちの方の体験談が、読みやすくまとまっています。
漫画なので読みやすい点がオススメポイント。
⑥虐待父がようやくしんだ
暴力的な父親に育てられた女性が描いた漫画です。
異常な父親のいる中で育った辛さが、ヒシヒシと伝わってきます。
女性ならではの辛さや価値観の歪みなどが、分かりやすく描かれています。
これだけ辛い経験を、よく漫画で描けたなぁと素直に驚きました。
⑦スラップスティック
私が好きな漫画家さんの生い立ちを、漫画にしたノンフィクション作品です。
母・兄との貧乏な3人暮らしの中、日常的に暴力を受けていた少年の生活や心情がリアルに描かれています。
「面白い!」と楽しく読む漫画ではありませんが、毒親育ちの少年の心の葛藤が丁寧に描かれている作品で目が離せません。
⑧血の轍
毒親に育てられた子がどのように苦しむのか。そういったことがリアルに、あまりにリアルに書かれています。
内容がすごいです。画力も表現力もすごいです。世界に引き込まれます。
だからこそ、閲覧注意です。
この漫画は毒親育ちでなくても精神的に苦しくなる可能性があるので、閲覧注意です。
精神的に落ち込む可能性が高いので、十分にお気をつけください。
合わない場合は、読み始めるとすぐにわかると思います。読み進めるほど精神的にきつくなると思いますので、その場合は途中でやめることをオススメします。
番外編
①日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?
②映画 「誰も知らない」
これは映画ですが、なかなか衝撃的だったので紹介します。
鑑賞した感想を軽く記事にしてありますので、興味があったら読んでみてください。