こんにちは。毒親育ち の ぺーたー(@datudokuoya)です。
あなたは「どんなに最低な親であっても、育ててもらった恩があるから許さなければならない」
そんなふうに考えていませんか? 以前の私もそうでしたが、それは思い込みです。
以前の私は、毒親に対して
- 「尊敬しなければならない」
- 「感謝しなければならない」
- 「恩返しをしなければならない」
- 「許さなければならない」
このように考えていました。実際は大嫌いで仕方なかったにもかかわらずです。
それは
「どんなに嫌いな存在でも、ここまで育ててもらった恩がある」と考えていたからです。
しかし、この考え方は間違っています。
毒親のことを許さないほうが楽に生きられる
自分の心はだませない
全く尊敬できない毒親に対し、ポジティブな感情を持つことは無理があります。
長年かけて形成されてきたネガティブな感情は、簡単に塗り替えられません。
私の場合、無理に素晴らしい親だと思い込もうとしましたが、心を騙すことはできませんでした。
そのように考えれば考えるほど、具合が悪くなってしまったのです。
イライラしたり、頭痛がしたり、動悸がして気持ち悪くなったり・・・
このように、「本心」と「そう思おうとする心」が大きくズレていると、身体に悪い影響が出てしまいます。
これは社会心理学用語で認知的不協和と言われていて、人が自身の認知とは別の矛盾する認知を抱えた状態、またそのときに覚える不快感のことを指します。
要するに、いい親だと思っていないのに、無理やり思い込もうとするから辛くなるというわけです。
認知的不協和の解消をする方法
①毒親は素晴らしい人間だ。尊敬し感謝しなければならない
②毒親は最低の人間だ。感謝など絶対にできないし許せない
この相反する考え方が共存しないようにするしかありません。つまり②を選択するほうが良いということです。
自分を騙すことはできません。自分の心に正直にいましょう。
毒親を許す必要はない
「毒になる親」の著者であるスーザン・フォワードは
「あなたが自分に対して良好な関係を持ち、自滅的な人生を建設的なものに変えるためには、必ずしも親を許す必要はない」
と、言い切っています。
毒親を許すから救われるわけではない
どんなに憎い相手でも「許す」ことで救われる。だから、相手のことを心から許しなさい。そんなことを言っている本もあります。
しかし私は、そんなことはないと思っています。
実際、許そうとすると具合が悪くなるという方もいますし、逆に許さないほうが気が楽になる方もいるのです。
毒親を「許さないといけない」 という思い込みを捨てる
- 「許さないといけない」
- 「許さないと幸せになれない」
そんなことを考えていると、毒親のことを許せない自分を責めるようになってしまいます。
そうなると、自分にとってマイナスでしかありません。大嫌いで憎き毒親など許す必要はないのです。
許すことで救われるなら、それでいいと思います。
ただ、「許さないほうが楽になれる場合もある」ことを知っておいてほしいと思います。