こんにちは。毒親育ち の ぺーたー(@datudokuoya)です。
毒親に愚痴や悪口を聞かされた子どもは
メモ
- 親を尊敬できなくなる
- 親を軽蔑するようになる
- 親に雑談や悩み相談ができなくなる
- 聞くのが苦痛でも、かわいそうな親のために自分を犠牲にする
こういった状態に陥ります。
私の両親は昔から不仲でした。毒父が毒母のことを攻撃することが多く、いつも空気が悪かったことを覚えています。
そのせいで子供である私は、毒親の言い争いや愚痴を散々聞かされて育ちました。
今回は、そんな環境で育った子どもがどうなるかというお話です。
夫婦喧嘩くらいどこの家庭でもあると思っていましたが、友人に「全然ない」と言われて驚きました。
親から誰かの悪口や陰口を聞かされたことがある人がいなかったのです。
多少言い争うことはあっても、それは大人になってからのことだったそうです。
我が家の当たり前は、世間では全然当たり前ではない。これも毒親あるあると言えます。
毒親同士の言い争い・悪口・陰口を聞かされる子供
夫婦が悪口を言い合っている言葉を、子どもは近くで聞かされています。そんな状況が教育に良いわけがありません。
実際に聞かされていた悪口・陰口
毒父の悪口・陰口
メモ
- 「専業主婦のくせに何が大変だ!」
- 「3食昼寝つきで楽な生活しやがって!」
- 「働きもしねぇでテレビばっかり観てやがって!」
- 「お前は本当にろくなもんが作れねぇ!(料理)」
- 「出したら出しっぱなし!ちゃんと片付けろ!」
- 「あいつはいつも出掛けたら帰ってこねぇ!」
- 「何がどこにあるのか全然分からねぇ!」
毒母の悪口・陰口
メモ
- 「毒父は文句ばっかり言ってる」
- 「毒父帰ってこなければいいのに」
- 「毒父なんて早く●ねばいいのに」
- 「毒父は薄情で人の心をもっていない」
- 「あんた(子)がいるから離婚できない
- 「毒父はその親からして頭がイカレてる」
- 「あぁ~●にたい。楽に●ねる薬もらってきて」
- 「毒父は何も手伝ってくれないから私ばっかり大変」
子供でなくても、こんな最悪な言葉は聞きたくありませんよね。
毒親が悪口・陰口を子供に聞かせる理由とは
①毒親は未熟者
厳しい言い方になりますが、子供に悪口・陰口を聞かせる大人が「未熟者」だからです。
自分たちは吐き出したことで、ある程度は気持ちが楽になるのかもしれません。
しかしそれを聞かされる子供が、どのような思いをするのかを考えられないほど未熟ということになります。
②子供を味方につけるため
もう1つは、誰かの悪口・陰口を聞かせることで「かわいそうな親」だと思い込ませ、子供を味方につけるための戦略です。
- 「私はこんなにがんばっているのに、誰も手伝ってくれない」
- 「私ばっかり大変で、みんなは助けてくれない」
このようなことを聞かせ、子供が自然と味方になるように繰り返し刷り込んでいくわけです。
毒親が子供に愚痴を聞かせ続ける理由と、やめた後の罪悪感をなくすための考え方
子供は判断できないから毒親に洗脳されてしまう
大人であれば、その場にいない人の悪口を聞かされても、全てを信じてしまうことはないでしょう。
しかし、子供にはその判断ができません。
幼少期から繰り返し刷り込まれたことは、疑うことなく信じてしまいます。
だから「お母さん(お父さん)はかわいそうなんだ。私が聞いてあげなきゃ」などと思ってしまうわけです。
しかし大人になるにつれ、「自分の親がおかしい」ことがわかってきます。
そうなってしまったら、両親ともに尊敬できなくなるのは当然のことなのです。
私の場合、専業主婦の毒母と一緒にいる時間が長かったため、毒父の悪口を聞かされることが多かったです。
基本的に「ぜんぶ毒父が悪く、その仕打ちに耐える私はかわいそう。つらくてたまらない」という内容だったため、自然と毒父のことを嫌いになりました。
繰り返しの洗脳の力は恐ろしいものです。
子供が毒親を大嫌いになる理由と心理
私は毒父も毒母も大嫌いですが、毒父の方が嫌いです。
これは幼少期から毒母に毒父の悪口を聞かされていたことが原因です。
毒父は普段は仕事で遅くまで帰らず、休みの日は家にいない人でした。
そのせいで、毒母から悪口を聞かされることが多かったということです。
これによって毒父のことが大嫌いになっていきました。
子供が片方の親を大嫌いになる心理
幼少期は母親のことが好きでした。子どもにとって、いつも一緒にいてくれる母親を好きになるのは当然のことです。
しかしある時から、母親が嫌っている父親を好きになると、母親を悲しませることになる。
それだけでなく、「今度は自分が嫌われるかもしれない」と思うようになりました。
結果として、「母親の味方でないといけない」と感じた私は、父親と仲良くすることができなくなったのです。
このようにして毒母にコントロールされ、毒父のことが大嫌いになっていきました。
もちろん暴言や理不尽な行動など、毒父の問題も多分にあるのですが……。
子供は繰り返し刷り込まれることで、気づかないうちに呪われてしまうということです。
毒親から陰口・悪口を聞かされ続けた結果
子供にとって絶対的な存在である両親が、しょっちゅう罵り合っている。そんな状況では親を尊敬できなくなります。
私は大人になるにつれ、“悪口を言っている方も言われている方にも問題がある”と認識するようになりました。
誰かの文句ばかり言っている人間を、尊敬できるわけがありません。
私が子供だった頃、祖母はよく言っていました。「お父さんとお母さんは偉いんだよ。だから、ちゃんと言うことを聞くんだよ」と。
しかし普段からダメな両親を見ていた私は、次第に「本当にそうなのかな? 全然そう思えないんだけど……」と感じるようになりました。
そして、“その場にいない人の悪口を頻繁に言うくらいだから、きっと私のことも言っているのだろう”とも思いました。
その結果、自分の親なのに信用することができず、尊敬どころか軽蔑するようになったのです。
毒親は発達障害のアスペルガーやADHDかもしれないと考えると気が楽になる
まとめ
子供に悪口・陰口を聞かせるべきではありません。
そんなことをしていると子供は
メモ
- 親を尊敬できなくなる
- 親を軽蔑するようになる
- 親に雑談や悩み相談ができなくなる
- 聞くのが苦痛でも、かわいそうな親のために自分を犠牲にする
といった状態に陥るからです。
子供は一定の年齢になると、親も間違えることはあるし完璧ではないと気づきます。
そうなったとき、頻繁に誰かの悪口を聞かされていたらどう思うでしょうか。
親のことを信頼したり、尊敬したりすることができなくなります。もちろん好きになることも難しくなります。
だからこそ、親を尊敬できない自分を責める必要はないのです。
そもそも、大人(夫婦)同士の問題は大人が解決することです。子供が責任を負う必要は全くありません(重要)。
子供に解決できることではありませんから、気にする必要はないのです。
お母さんがかわいそうは思い込み、勘違いだと気づこうめ。あなたは何も悪くない