こんにちは。毒親育ち の ぺーたー(@datudokuoya)です。
桜が散り、ようやく花粉症が落ち着いてきてホッとしています。
さて、本題。
ものごとは良い面と悪い面があるものです。
今回は
毒親育ちで逆に良かったことを考えてみた
という内容になります。
①最悪のお手本が身近にいたおかげで反面教師にできた
“こういう人間にはなってはいけない“というダメ見本として、最高の教科書が目の前にいたこと。
これは毒親に育てられた者として最大のメリットと言えます。
この教科書、普通の人は手に入れられないものですからね。
社会に出てみるとわかりますが、毒親のような人にはそうそう出会えません。
出会えたとしても、同じような対応をされることはめずらしいと思います。
そう考えると、逆によかったと言えます。
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②どんな嫌な人と出会っても、毒親よりはマシと思える
新卒で就職した職場の責任者は、とても性格が悪く皆に嫌われていました。
私も理不尽に怒鳴られたり嫌がらせをされたりしましたが、それでも毒親よりはマシだと思えました。
もちろん嫌なものは嫌ですが、毒親のおかげで免疫がついていたと考えると、やはり良かったと言えます。
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③人にやさしくできるようになった
幼少期から毒親に攻撃され続けてきた結果、かなり痛みや苦しみに対して繊細になったと思っています。
人がどんなことをされたり、言われた時に嫌な気持ちになるかを思い知っているので、人にやさしくできる。
こういうふうに評価してもらえることは、明らかな良いことですね。
④人の顔色を伺うスキルが身についた
毒親の顔色を伺って行動する必要があったため、洞察力が鋭くなりました。生きるために必要なスキルとして身についたということでしょう。
幼少期から親の顔色を伺って行動していた結果、そのスキルが社会に出てから活かされたと考えれば、明らかなメリットと言えます。
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⑤人を見る目が養われた
他の人が何も気がついていなくても、私だけは最初から怪しい人だと気がついていたりします。うさん臭い人もわかるようになりました。
特に表面上だけ良い人の仮面をかぶっているような人は自然にわかります。
気付くというより、嫌な感じがするのでわかってしまうんですけどね。これも毒親育ちの能力ですね。
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⑥話が通じない人もいると知れた
世の中、誠心誠意話をすれば理解してもらえる。
そんなことを言う方もいますが、それは幻想です。論理的思考・会話が成り立たない人はいます。
何を言っても無駄な人がいると若いうちから知れたおかげで、職場での気苦労が少なく済んでいると思います。
⑦期待しないことを覚えた
⑥と被る内容ですが、誰かのことを思いやれない人や、全然期待に応えてくれない人もいます。
幼少期からそういう人を間近で見てきた毒親育ちは、社会に出てから気が楽です。
⑧他人のやさしさが身に染みる
社会に出てみると本当に良い人もいます。
私はバイト先や職場の先輩が優しすぎて、こんな良い人がいるのかと涙が出たことがありました。
高校生の時、バイト先のおばちゃんたちが優しすぎて驚いたことは今でも忘れられません。
親よりも自分を大事にしてくれる人がいるわけがないと思い込んでいたために、逆にありがたさが沁みました。
身内より赤の他人の方が親切だと感じられると、生きてると良いこともあるなぁと思えます。
社会に出て、優しい人に出会うと感動する。赤の他人の方がやさしいという現実に心底感動します。
このように普通の人なら感じられないような幸せを感じられます。
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⑨自力で努力できる人間になった
基本的に甘えさせてもらえず、認めてもらえず、自分でなんとかするしかなかった。
そういった環境にいたおかげで、何でも努力して乗り越えていくような人間になれました。
親がまともで、甘えさせてくれて優しかったら、だらしない人間になっていたかもしれません。
毒親にはそのような教育方針などなかったでしょうが、良い結果になったと言えます。
⑩早々に自立できた
私の場合は家から追い出されたので、強制的にですが早々に独り立ちできました。
当時は仕事がいそがしく、お金もなかったので大変でしたが今となっては良かったと思っています。
30歳を過ぎても実家で仲良く暮らしている同期をみると、羨ましいと思うこともあります。
しかし私は、それでも早く自立できてよかったと思っています。
実家の居心地が良すぎると自立できなくなるかもしれませんしね。
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⑪なんでもないようなことが幸せに思える
自分の育ってきた環境が悪かったからこそ、今が幸せに思えます。
お金持ちではないし、何か特別なものを持っているわけではありません。
それでも攻撃してくる人がいない環境で生活できることは、やはり幸せです。
幼少期から普通の家庭で育てられていたら、こうは考えられないでしょう。
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⑫介護・葬儀・墓の管理をしなくていい
老後の介護、葬儀、墓の管理などから解放されます。そういった心配は必要なくなって気が楽になりますね。
これは絶縁した場合の話ですが。
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⑬親が亡くなっても辛くない
私は映画やドラマでもすぐに泣いてしまうほうですが、毒親が亡くなったとしても泣くことはないと思います。
むしろ早くそうなってほしいと思っているくらいですから、もちろん悲しみすらありません。
一般的な意見ですが、肉親や配偶者が亡くなった場合の精神的ショックはかなり大きいと言われています。
葬儀が済んだ後も感情が不安定になり、通常の生活に戻るには時間がかかることが多いと聞きます。
場合によっては仕事を辞めることになったり、精神を病んでしまう場合もあります。
しかし毒親育ちの場合、そういった喪失感や悲しみや苦しみを一切味わわないで済むのは良いことと言えるでしょう。
まとめ
このたび、あえて毒親育ちでよかったことを考えてみました。
そうすることで気持ちが楽になることもあるかと思います。
私はこういう点が良かったと思ってるよということがありましたら、コメントをいただけたらと思います。
それではまた。